マニフィカトと宿ることについて
マニフィカトとは、聖母マリアがイエスを身籠った時に、そのことを神に感謝したお祈りです
宿るということについてですが、
植物に宿る、なんかこの木には何かが宿ってるみたいだね…ということをどこかで聞いたことある気がします
なにかそういう、人だったり、物、生き物に
聖なる何かが宿る
ことがある。
バッハのオルガン曲にマニフィカトがあります。
この曲はそれが起こった時の
出来事やその宿る、ということへの感謝
をうたっています。
感謝の言葉は歌になって、曲の中で声部を変え何回も登場します。
後半につれて祈り(感謝)が強まり
苦難と解放の音が続き、ついに足鍵盤に祈りの歌が出てきて、祈りが地へと定着していきます。
一番最後の音に
全てを覆す音がきます。
一瞬で闇から光に変わってしまうような一音です。
現実を一瞬にして変えるような力があるんだ、ということを思いました。
この曲をやらせてもらってから
そういう神聖なものがある、出来事があるんだ、ということと、何かそういう見えない力があることを、この曲を通して実感しています。
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